今月14日から起きている地震で、皆さんからたくさんの心配や励まし、お見舞いのメッセージ、また様々な情報を頂いております。皆さんの温かく熱い想いは本当に嬉しいですし、とても力になります。また頂いた情報も役に立っております。本当にありがとうございます。熊本・大分を中心に余震はまだまだ続いており、川内原発の事も含め全く油断の出来ない状況が続いております。
私の住んでいる菊池市は、震度は大きかったのですが目立った被害は少なく、断水や土砂崩れの危険から避難者も出ていますが、温泉も無料開放してありお風呂にも入れて、食料などの支援物資も届き日に日に以前の様子を取り戻しつつあります（まだコンビニやスーパーには食料品はほとんどありませんが）。
ですが、西原村や益城町、阿蘇地域などは壊滅的な被害を受けており大勢の避難者が出ています。そのことは皆さんもメディアなどでご覧になっていることと思います。西原村の坂田道音さんの家も一番被害がひどかった地域で、家屋が倒壊しかけており現在はアパートに避難されています。その他にも被害にあっている仲間はたくさんいるようですが、命が無事であっただけ良かったと思うようにしています。とりあえず快医学の仲間の無事は確認できていますが、今回の震災では現時点で死亡者が43人に上っております。亡くなった方々やご遺族の方々には、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

今回の地震を受けて、坂田さんや我妻さん、実行委員会の事務局とで協議した結果、5/28(土)開催予定の「快フェスティバル2016」は、延期とさせて頂きます。
理由としては、熊本は地震がいつまで続くか分からない危険な状態で、来月とはいえ熊本の方々がまだそのようなイベントを開催し参加するような気持ちにはならないと考えられます。また交通機関や観光名所などもかなりの被害を受けており、せっかく熊本に来て頂いてもどこにも行けません。
何よりそのような大変危険な状況で、県外やタイから皆さんに来てもらうわけにはいかないというのが、一番

の理由です。
坂田さんを中心に昨年末から構想を考え、実行委員会を発足し着々と準備を進めてきてイベントの出店者や内容もほぼ固まり、チラシも完成してあとはスタッフを募り告知していくというところでしたので、悔しくて悲しくて、大変残念でなりません。ですが安全も保障できない、そして参加者やスタッフの方が快く気持ちよく開催出来るとはとても考えられない状況ですので、苦しい決断ですが延期とさせて頂きました。
すでに早くから参加を決めて航空券の手配などをされていた方々には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。心よりお詫び申し上げます。また、Tシャツの制作もタイの方々をお招きするための渡航費の為の企画でしたので、そちらもストップしております。全く予想も出来なかった事態になってしまいました。どうかこの状況をご理解の上、何卒ご了承頂けますようお願い申し上げます。
当面は被害の少なかったメンバーを中心に避難所などで自分たちの出来ることをやっていこうと思っております。こういう時の為の快医学だと思いますので、自分たちの身の回りの事や体調も考慮しながら出来るだけ活動していきます。
今回の決定は中止ではなく、「延期」です。いつになるかは全く分かりませんが、熊本にて必ず開催したいと思っております！それまでに、熊本の復興を進めていき、同時に坂田さんを中心にもっと快医学熊本を広げていって、次回開催される時は震災から復活した熊本の元気な姿を必ずお見せします！

チーム熊本、皆さんの応援を励みに頑張っていきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます！
「快フェスティバル2016」実行委員長　北里嘉幸